2015年09月21日

大和 (栃木県)

埼玉スタジアムに向かう途中、栃木県佐野市にある「大和」へ寄ってきました。

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お店の外に数人の行列、店内でも数人が並んでいました。

お店の中には、ガラス張りの製麺室があり、青竹を用いての製麺作業を見る事が出来ます。
製麺室からは自家製麺ならではの麺になる前の小麦の強い香りが漂ってきます。

店員さんに製麺室の撮影許可を願い出ると、店主さんに話がいき、快くオッケーしてくれました。

製麺作業をしている店員さんにその旨を伝えたところ、一連の作業を見せてくれる事となりました。

あらかじめ水回しをし寝かせておいたと思われる小麦の玉を取り出し、手でこねて形を整えます。

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股に挟んだ青竹で圧力をタイミング良く均等にかけて徐々に伸ばしていきます。

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打ち粉にはコーンスターチを使用していました。


薄くなったら折って二枚重ねにし、再び青竹で圧延を数回繰り返します。

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圧延を終えた後、麺棒で薄く延ばし、ビニールに入れ熟成庫で寝かせていました。

使う道具や手順は違えど、原理は製麺機やパスタマシンでの作業と同じかなと思いました。

ダイナミックながらも丁寧な作業がとても印象的でした手(チョキ)

パフォーマンス・客サービスも兼ね、営業中に青竹を用いた作業をメインで行える様な段取りでやっている様に見えました。


製麺を眺めながら待つ事15分程、席につくとすぐにラーメンがやってきました。

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あっさり醤油のスープは、動物系がしっかりと効いています。
スッキリな飲み口ながらも深い味わいのスープですね。

麺は手打ちという事で多加水でツルツルモッチリ食感です。
麺は基本的には太麺ですが、太さが不揃いとなっています。
太さの違いにより色々な歯応えの麺が混じっているのが面白いですね。

チャーシューはトロトロ系の柔らかく煮込まれており、味が良く染み込んだバラ肉です。
油が程よく抜けており、食べやすく美味しいですね。


ちなみに、こちらの醤油スープには岡直三郎商店の「にほんいち醤油」が使われているとのこと。
個人的に生醤油、濃口醤油、再仕込醤油などを試しましたが、どれも味わい深く美味しい醤油でした。
こちらのお店がどれを使っているかまでは確認出来ませんでしたが、多分濃口メインでしょうか?



手作り餃子が人気との事で注文してみました

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大きめで、モッチリ皮、ニラ風味が効いた美味しい餃子です。


辛ねぎラーメン

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全体的に、特別変わった味という訳ではありませんでしたが、シンプルながらもしっかりとした美味しさ、確かな技術が感じ取れる一杯を提供しているお店だと思いました。

とても美味しかったです手(チョキ)


大和の詳細
posted by BBSHIN at 01:10| Comment(2) | 栃木県
この記事へのコメント
こんにちは。

佐野ラーメンですか!個人的にはご当地ラーメンの中で一番気に入っています。
あっさりかと思えば意外に濃いめの味わいもあり、幅広の麺にスープがよく絡んで新潟にはあまり無いラーメンだな、と思いました。

もっとも、自分が頂いたのは栃木ではなく埼玉は上里の「天元」でしたが。
やっぱり栃木まで行って食べてみたいものですね。ではでは。
Posted by 600F4 at 2015年09月21日 19:57
>600F4さん

確かにパっと見は普通なスタイルですが、麺の感じなど新潟では無いタイプで、とても美味しかったです。

佐野市に限らず関東では多いみたいですよね。
県外食べ歩きの際には、他の地域のご当地ラーメンは選択肢から外すケースが多いので行った事はないのですが。
Posted by bbshin at 2015年09月22日 22:28
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