
こちらのお店はFBなどで「濃度10の濃厚豚骨」というキャッチフレーズで売り出していると聞いていて気になっていました。
しかし「濃度10」という値には違和感を感じていました。
確かに濃厚ではあるものの決して「超濃厚」という訳ではない普通の数字です。
そういった意味でも、どういったラーメンを提供しているのかに興味がありました。
お店に入りメニューを見ると、、

濃度は「23」と表記されています。
これは確かに超濃厚といっても良い数字です。
オープンして数ヶ月ですが、方針転換、もしくはメニュー表記を変更した様ですね。
ちなみに、ラーメンで濃度計を用いBRIX値(液体に溶けた固形物の量 = スープの濃さ)を確認する場合、タレを入れる前のスープの濃度を計測しスープ濃度の安定を図る使い方と、出来上がりのラーメンの濃度を計測しラーメン自体の安定度を保つ使い方があります。
こちらのお店では「超強豚骨味噌らーめん」を「濃度28」と表現している為、表記は出来上がりの濃度をさしているものと思われます。
ちなみに、醤油や溶かした味噌にも濃度はありますが、醤油と味噌をスープで割った状態で5も違うとは知りませんでした。(醤油原液で35位とか)
※上記はここ1,2年、自作ラーメンの際に学んだレベルの知識なので、誤りがあるかもしれません
色々な事を考えながら待つ事数分、ラーメンがやってきました。
超強豚骨醤油らーめん

丼が運ばれてきた瞬間に漂う豚骨臭

長時間炊き「完成スープ量は1/3」と書かれている謳い文句は決して偽りではなさそうです。
ドロドロの濃厚感はハンパではありません。
そして、臭いと豚の油由来と思われる重たさの割には、骨のザラつきや苦味などはそこまで感じません。
麺はこうした九州系ともいえる豚骨スープからは意外な多加水的な麺でした。

この濃厚スープに対し、もし低加水のボソボソ麺であったなら、スープを吸い過ぎて厳しいものがあったかもしれません。
インパクト抜群の一杯でした

牛骨らーめん


こちらは、豚骨とは対照的にサラりとしたスープです。
牛の味はしっかりとします。
新潟でこういう牛骨は珍しいですね。
牛骨で濃厚なレベルまでもっていくと、嫌なクセのある味になりがちなので、この辺りでとどめたのかもしれませんね。
テーブルには豊富な種類の調味料が揃っています。

醤油、酢、ラー油、七味唐辛子、カレー粉、マー油、豆板醤、ニンニク、ホワイトペッパー
様々な調味料を駆使し、味変を楽しんでも良いでしょう。
餃子は3種類用意されており、1個からの注文も可能との事。
申し訳ないと思いつつも、本当に1個ずつ注文させて頂きました。
水餃子

円盤焼き餃子(上)、揚げ餃子(下)

円盤焼き餃子の方は、複数個注文すると円盤状に焼いて出してくれる様です。
どれも美味しく、しっかりとした味の割りに1個60円というリーズナブルな価格が嬉しいですね

いなば製麺の詳細